2016年3月22日火曜日

スマホを人質にとるランサムウェアが国内でも確認されたようです



数日前に朝日新聞のニュースサイトで紹介されていたのですが、国内で初のスマホを人質に取るランサムウェアの感染が確認されたようです。





スマートフォンが操作できなくなり、画面に「罰金を支払え」などと表示される――。「ランサム(身代金)ウェア」と呼ばれるウイルスによる被害を愛知県警が確認し、18日発表した。スマホで、この種のウイルス感染の被害を警察が確認するのは全国で初めて。県警は「解除できるので安易に支払わないで」と呼びかける。

スマホ画面に「罰金払え」 ランサムウェア被害を初確認


ランサムウェアは数年前から海外で感染が拡大していたウィルスで、「スマホを強制的にロック」したり、「スマホの中のファイルを暗号化したから解除してほしかったら身代金を払え!」 と脅迫してくるウィルスです。

またこのランサムウェアはスマホだけではなくパソコンにも感染が広がっていて2016年1月には独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も注意を促しています。

「ランサムウェア感染被害に備えて定期的なバックアップを」



このウィルスの更に悪質なところは「脅迫に対して実際に金銭を支払っても必ずしもスマホやデータが復旧される保証はない」ということです。

実際に請求してくるのは足取りがつかみにくいビットコインやiTunesカード等の電子マネー関係が多いようですが、専門家の意見でもこの手の脅迫に対して実際に金銭を支払ってはいけないと言われています。


ランサムウェアの対策


  • よくわからないところからアプリをインストールはしない
  • ウィルス対策ソフトをスマホにインストールして常に最新の状態を維持する。
  • 万が一の時のために重要なデータはスマホの外にバックアップをとっておく


このウィルスに感染してデータを暗号化されてしまうと今のところデータを元に戻す方法は無いようです。その為もし感染してしまうとスマホを普通に使えるようにする為にリセット(初期化)して購入時の状態に戻す事になると思います。
その後のためにもデータのバックアップは重要になります。スマホならGoogle DriveやDropbox等に必要なデータのバックアップを保存しておくのがいいかもしれません。

ランサムウェア以外にもスマホ用のウィルスはこれからも沢山出現すると思われます、スマホは個人情報の塊なのでセキュリティには気をつけましょう。






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